03月31日2010年 |
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コンテナーに挟まれ港湾作業員が死亡 − シドニー・ボタニー港 |
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シドニーのボタニー港で、コンテナーを取り降ろす作業を行なっていた港湾作業員が死亡した。
政府機関ワークカバー(WorkCover )の広報担当は、「昨日午後7時30分、コンテナー船上で働いていた港湾荷役業者パトリック・スティーブドアズ社の49歳の従業員が2つのコンテナーに挟まれて死亡した」と話した。
この作業員がコンテナー船からコンテナーを取り降ろす作業をしていて挟まれ、同僚が警察に通報した。 ワークカバーは現在この事故の原因を調査している。 関係者によると、このような死亡事故は過去20年間で初めてで、この作業員は同社に6年間勤務していた。
パトリック・スティーブドアズ社は今朝声明で、この作業員の死亡と港が閉鎖していることを発表した。 また、このような悲惨な事故に衝撃を受けているすべての従業員にコンサルティング・サービスを提供し、今回の事故の調査を行なっているあらゆる機関に対して協力していくとしている。 警察当局は、今回の事故には犯罪性など不審な点はなく、検視官に対してレポートを作成するとしている。
* ワークカバー(WorkCover )は、日本で言えば労災の認定機関。この団体は主に労災の認定や,傷害労働者に対する労働賠償金とリハビリテーション手当てにかかわる事業を提供しているが,その一方で各産業の職場における労働安全衛生法の適用状況の監視及び違反への対応を行っている。
(Source: SMH/AAP, 29/03/10 "Wharf worker crushed unloading containers")
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03月31日2010年 |
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騒音の大きい貨物機の主要空港での運航を禁止 − 連邦政府 |
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騒音の大きい貨物機のシドニー空港、メルボルン空港、ブリスベン空港、パース空港からの運航が今年から禁止となる。
連邦政府は、航空機の騒音を少なくする計画に基づいて、今年9月から主要4空港でB727などの古いタイプの貨物機の運航を禁止すると発表した。 アンソニー・アルバニーズ運輸相は、「貨物機の運航会社は、以前からこの変更に関しては知らされている。 人口密度が高い主要都市で大きな騒音を出す貨物機の運航禁止は、騒音対策の重要な手始めとなる」と話した。 (Source:
ABC, 29/03/10 "Noisy planes banned from major cities")
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03月31日2010年 |
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過去最大のコンテナー船が寄港 − ボタニー港 |
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シドニー港湾公社のグラント・ギルフィランCEOは、過去にオーストラリアに来たコンテナー船の中で最大で、全長がサッカー競技場の約3倍あるXin
Yan Tai号の寄港を正式に歓迎した。 同船は記録的な5,688個のコンテナー(teu)を搭載したことがある。
ギルフィランCEOは、「ポタニー港のコンテナー取扱量は記録的に伸びており、昨年10月から連続して月別の記録を更新している。 Xin
Yan Tai号は2,750個の輸入フルコンテナーを搭載してボタニー港に到着し、今日の午後2,750個の輸出フルコンテナーを搭載して出発した。 過去にシドニーでは同様の大きさのコンテナー船が空コンテナーの輸送のために寄港したことがあるが、今回はアジアからやアジアへのフル輸入・輸出コンテナーを搭載していた。 シドニーでのコンテナー取扱量の60%以上がアジアに関連するもので、今回のChina
Shipping Container Lines社による配船はシドニーの将来の成長に対して歓迎するものである。 Xin
Yan Tai号の約48%の輸送スペースはシドニー市場向けである。 シドニー港湾公社はボタニー港に新しく63ヘクタールのコンテナー・ターミナルを建設しており、埠頭が1,850m長くなり、5つの新しいバースが出来る。 ニューサウスウェールズ州の長期的な経済成長に対応するために、この新しいターミナルにより、コンテナー取り扱い能力が現在の2倍となる。 水深も16.5mとなり、8,000個までのコンテナーを搭載した世界の大型船の寄港が可能となる」と話した。
Xin Yan Tai号は2005年1月にChina Shipping Container Lines社に納入された。 全長279m、載貨重量6万9,225トン、最高速度25.7ノット、満載時の喫水が14.021mとなっている。 (Source:
T&L News, 26/03/10, "Big ship comes to Port Botany")
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03月31日2010年 |
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2月のコンテナー取扱量は前年同月比25.4%増 − ボタニー港 |
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2月のシドニーのボタニー港のコンテナー取扱量は、5ヶ月間連続して記録更新となる14万7,400個(teu)となった。 前年同月と比べると25.4%増えており、特に非鉄金属、紙製品、化学製品の輸出が増加した。
2月のフルコンテナーでの輸入が前年同月比45.1%増の7万2,800個(teu)となり、2009年7月から今年2月までの今年度の累計は、前年同期比5.7%増の64万7,800個(teu)となった。 一方、フルコンテナーでの輸出の今年2月までの今年度の累計は、前年同月比4.3%増の130万個(teu)となっている。 (Source: Sydney Ports , 26/03/10 "Port Botany Trade Remains Strong
in February") |
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03月31日2010年 |
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馬インフルエンザで一時的に禁止となった日本からの馬の輸入が解禁 |
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2007年に馬インフルエンザ(Equine Influenza EI)が発生して以来初めて、厳格なバイオセキュリティ対策を条件に、日本の馬が間もなくオーストラリアへの輸入が許可されることになった。
連邦政府のトニー・バーク農業・水産・林業相は、輸入リスク分析(IRA : Import
Risk Analysis)を完成させたBiosecurity Australia (BA)の今回の決定を歓迎した。 同相は、「馬インフルエンザ発生によるオーストラリア経済への損失は明確には分からないが、10億ドルと推定されている。 この発生でオーストラリアの競馬業界、雇用、経済に大きな影響が出た。 この新しい輸入リスク分析を使った検疫対策は、オーストラリアの厳しい科学的な要素を基にしたバイオセキュリティの規則である。 証明書、病原菌検査、輸出前の検疫、到着後の検疫が含まれている。 海外からの馬に対する輸入条件は、馬インフルエンザが発生したあと、暫定的に導入された検疫対策と類似している」と話した。
オーストラリアで馬インフルエンザが発生後、日本からの馬の輸入が一時的に停止になっていたが、今回の決定でバイオセキュリティの条件を満たせば輸入が再び可能となるものである。 そうなれば、日本の馬がメルボルン・スプリング・カーニバルへの出場が出来るようになる。 (Source:
The Hon. Tony Burke MP, Minister for Agriculture, Fisheries and Forestry,
DAFF10/401B, 24/03/10 "Australia to continue importing horses from
approved countries")
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03月31日2010年 |
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エジプトへの生体牛の輸送中に牛が多数死亡、連邦政府が調査開始 |
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連邦政府は、 Wellard Rural Exports社が所有する船で西オーストラリア州からエジプトへ輸送した1万6,500頭の生体牛のうち263頭が死亡した事件を調査している。
連邦政府が調査に乗り出したのは、海上輸送での死亡率が許容範囲の1%を超えたことが引き金となっている。 今回のエジプトへの生体牛の輸送は、動物保護団体が輸出マーケットを壊す懸念があるなか、過去4年間で初めてであった。
Wellard Rural Exports社のスティーブ・ミアワルド社長は、「今回の輸送では、いくつかの予期できない遅れが発生し、結果的には長い航海となった。 航海は19日間の予定が23日となり、3日半から4日遅れた。 今回のエジプトへの輸送は初めて(過去4年間で)であったが、これと同じような長期間の生体牛の輸送は定期的に実施している」と話した。 (Source:
ABC, 24/03/10 "Government investigation into cattle export deaths")
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03月24日2010年 |
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オウムの卵の密輸入を試み懲役16ヶ月の判決−西オーストラリア州 |
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53歳の西オーストラリア州の男が、オウムの卵をオーストラリアに密輸入を試みた容疑で有罪となり、16ヶ月の懲役刑となった。
ケビン・グレッドヒル容疑者は、環境保護および生物多様性保全に関する法律(Environmental
Protection and. Biodiversity Conservation Act 1999: EPBC Act)の規則303CDにより、パース地方裁判所で有罪判決を受け、16ヶ月(最低8ヶ月)の懲役刑を言い渡された。
オーストラリア税関・国境警備局のバージニア・リンチ氏は、「今回はよい結果となった。 密輸を企てようとする者は、今回のグレッドヒル容疑者の判決と刑罰をよく心に留めておくべきである。 野生動物をオーストラリアに密輸入すると重い刑が科せられる。 もし捕まれば厳格な捜査、刑事訴追、懲役を含めた刑罰に直面する」と話した。
昨年9月6日、インドネシアのバリからパース空港に到着したグレッドヒル容疑者の手荷物を検査した際、同容疑者が衣服の下に輸入禁止物を隠している疑いが強まった。 その後の調べで、特注のベストにオウムの卵37個を隠し持ていることが判明した。 (Source:
Australian Customs and Border Protection, 22/03/10 '16 month sentence for
egg smuggler'0
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03月24日2010年 |
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EUが臭化メチルによる燻蒸を禁止 − 豪検疫検査局 |
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2010年3月18日からEU(欧州連合)は、検疫や貨物の事前燻蒸などのほとんどの目的のための臭化メチル(Methyl bromide)の使用を禁止する。 これによって2010年3月18日以降、EU諸国が行なった臭化メチルによる燻蒸証明書は無効となる。
しかし、臭化メチルによる燻蒸を必要とする貨物については、オーストラリアに到着後、認可を受けた燻蒸業者(accredited
onshore treatment providers)で燻蒸処理が出来る。 (Source: AQIS, Notice to Industry 8/2010, "European
Union (EU) Phase out of Methyl Bromide Use") |
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03月24日2010年 |
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豪州発の航空会社の貨物スペースは果物よりシーフードを優先? |
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農業ニュースのWeekly Times Nowは、「国際線航空会社が輸出貨物スペースを配分する際、シーフードを優先しているとオーストラリアの果実・野菜輸出業者が非難している」と報道している。
それによると、航空会社がフライトをキャンセルしたり、ダブルブッキングをしたり、シーフードの貨物を優先したりして、チャイニーズ・ニュー・イヤーの前に果実・野菜輸出業者が香港にストーン・フルーツを輸送できなかったとしている。
キャセイ・パシフィック航空のデービット・ベル広報担当は、「輸送できなかったのは一部だけである。 我々は予約しているすべての貨物を輸送することを心がけている。 しかし、シーフードの運賃はA$2.50/kgで、A$0.45のストーン・フルーツより高く、利益は上がる」と話した。 一方、メルボルン/香港間を毎日運行しているカンタス航空は、「チャイニーズ・ニュー・イヤーの前の貨物予約が集中する2月7日から11日までの5日間はオーバー・ブッキングはなかった」としている。 (Source:
Aircargo Asia Pacific, 09/03/10 "Aust fruit exports taking second
place")
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03月24日2010年 |
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サイクロンによりクイーンズランド北部の港が閉鎖 |
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サイクロン”ウルイ(Ului)”による雨量が350ミリ以上となり、クイーンズランド州北部の石炭ターミナルが依然閉鎖されたままである。
クイーンズランド州北部の港湾スタッフは、Mackay南のDalrymple Bay terminalとTownsville南Bowen近くのAbbot
Point terminalのそれぞれの石炭ターミナルの被害状況を調査しているが、今のところ大きな被害は報告されていない。 鉱山会社BMA社は、クイーンズランド州中央台地のNebo近くのSouth
Walker Creekの鉱山の操業は明日再開するとしている。
North Queensland Bulk Portsのブラッド・フィッシュCEOは、「港湾がいつ再開されるのかは分からない。 ハーバーマスター(港務長)が港の再開の判断を行なうが、明日か明後日には再開されることを期待している。 現在港に船がいないので大きな問題はないが、再開は船が戻ってくる1-2日前になるだろう」と話した。 (Source:
ABC, 21/03/10 "Ports still closed in wake of cyclone Ului")
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03月24日2010年 |
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アイスティーを麻薬と間違えて旅行者を5日間勾留 − 豪税関 |
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オーストラリア税関の職員がアイスティーを麻薬と間違え、フィリピンから来た29才の旅行者を5日間勾留した。
旅行者のマリア・シルバさんは、メルボルン行きのフライトに搭乗するためにマニラ空港に行く途中、ネスレ社の800グラム入りのアイスティーの袋を3個買った。 そしてメルボルン空港に到着後、麻薬犬による探知により逮捕された。 税関の簡易検査では、それらの袋には2.44キロのメタンフェタミン(Methamphetamines
: 中枢神経系興奮薬)が入っているとしていた。 その後、税関はメタンフェタミンではなくアンフェタミン
(Amphetamines : 合成覚醒剤の一種)と訂正し、シルバさんはオーストラリアに販売目的の量の麻薬を持ち込んだ罪に問われた。 5日間の拘留中は、家族や友達にも連絡することはできなかった。
そして、連邦警察の科学班による詳しい検査で、この麻薬と疑われたのは、実は粉末のレモン味のアイスティーであることが判明した。 メルボルンの地域裁判所では、粉末状のものにはしばしば麻薬と間違える成分が入っていることがあるとして、シルバさんに不運な状況に遭った代償に5,000ドルを支払うことを裁定した。 シルバさんは今日涙ながらに勾留所を出た。 シルバさんの弁護士のマイケル・ぺナ・リーズ氏は、「シルバさんはこのアイスティーをオーストラリアにいる友人の為に、値段が安いフィリピンで買った。 しかし、税関当局はこの間違いに対して彼女に謝罪をまだ行なっていない」と話した。 (Source:
ABC, 18/03/10 "Customs mistakes iced tea for drugs")
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03月17日2010年 |
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10月に上場し30億ドルの売却益を見込む−クイーンズランド鉄道 |
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03月17日2010年 |
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1月の欧州から豪州への海上コンテナーの輸送量が12.1%増 |
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今年1月のヨーロッパからオーストラリア/オセアニア向けサウスバウンドの海上コンテナーの輸送量には堅調な回復が見えるが、オーストラリア/オセアニアからの輸出は、世界的な輸送量の回復傾向に反して減少した。
欧州定期船事務組合(ELAA : European Liner Affairs Association)が昨日発表した統計によると、今年1月のヨーロッパからオーストラリア/オセアニア向けの海上コンテナー(ドライとリーファーを含めたTEU単位)の輸送数が3万1,700個となり、前年同月と比べて12.1%増加した。 しかし、昨年12月の4万5,110個と比べると大きく下回っている。
一方、オーストラリア/オセアニアからヨーロッパ向けのノースバウンドは1万1,700個で、前年同月比21.4%減となっている。 これは世界的に輸送量が増えている傾向において、唯一例外的なことである。 (Source:
ELAA asbl, "Australia & Oceania Trade Volumes Estimated")
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03月17日2010年 |
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TNTが新しいデポをパースに建設中 − 西オーストラリア州 |
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TNTは西オーストラリア州パースのWelshpoolに4,000万豪ドルを投じて新しいデポを建設中である。
今回のデポの建設は、同社が小包や貨物の国内や海外への輸送を強化する2年間に渡る総額1億豪ドルのインフラ開発プログラムの一環である。
今回の2万uの広さがあるデポは、エクスプレス配送のハブやデポとして、同社の全国的な改善の取り組みの象徴的な存在となる。 そして、完全に自動化された小包の仕分けシステムは、同社のオーストラリアやアジア・太平洋地域では最大の施設となる。 同社が40年間使用している現在のKewdaleにあるデポは、今年の末には新しいデポに移転する。 このような新しいデポは、すでにケアンズとキャンベラで建設されており、今年末にはダーウィン、タウンズビルでも完成する。 またシドニーのデポも今年大幅な改修を予定している。 (Source:
T&L News, 11/03/10 "TNT to spend 40 million in Perth”) |
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03月17日2010年 |
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カンタス航空が”Cargo 2000”に参加 |
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カンタス航空貨物は、貨物業界が使用している管理プログラムの”Cargo 2000”に参加し、貨物の輸送や取り扱いでの世界的な基準を整える。
カンタス・フレイトのセオ・トリアンタフィリデス氏は、「”Cargo 2000”のメンバーになることは、カンタス航空にとって引き続き我々の優れたカスタマー・サービスを差別化することに役立つ。 ”Cargo
2000”のような質の高い管理システムに参加することは、我々のビジネスにとって自然な流れである。 ”Cargo
2000”は世界の大手航空貨物業者の顧客にとって有益であることは、すでに証明されている」と話した。 (Source:
Aircargo Asia Pacific, 11/03/10 "Qantas joins Cargo 2000")
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03月10日2010年 |
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アデレード/ダーウィン間の鉄道資産が売りに出される |
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アデレード/ダーウィン間の鉄道が再び売りに出された。
この鉄道の所有者で運営会社でもあるフレイトリンク(Freightlink)社は、2008年後半に事業を継続しつつ、負債の整理等を行うVoluntary
Administration(任意管理)に陥っている。 そして今日、管財人のKordaMentha社が、この鉄道資産の買い手の募集を開始した。
KordaMentha社のマーティン・マデン氏は、「昨年の経済市場は買い手を捜す環境ではなかったが、今は経済が上向きにあり、買い手を見つけるのに自信がある。 6月までには売却の作業を終わらせたく、今は興味がある企業を探している。 そして、興味がある企業の買収条件を精査し、最終段階に繋げたい」と話した。 この鉄道はアリススプリングス北部で2ヶ月間に2回洪水によって鉄道の軌道が流されており、現在工事中である。 (Source:
ABC, 04/03/10 "Adelaide-to-Darwin railway up for sale, again")
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03月10日2010年 |
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大韓航空を航空貨物運賃カルテル容疑で告発 − 豪消費者委 |
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03月10日2010年 |
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輸入ルース貨物をパレット単位で引渡し−カンタス航空貨物 |
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カンタス航空貨物は、シドニー貨物ターミナル1(SFT1)で輸入のルースカーゴ(Loose
Cargo)をシュリンクラップ(収縮包装用の透明なプラスチックフィルム)で包んだパレットまま引き渡す試みを始めた。
同社は、「この試みは、我々のサービス向上を行なうために貨物代理店や顧客の要望を聞いて実施されるものである。 シュリンクラップでの引渡しは、シドニー貨物ターミナル2(SFT2)ですでに行なわれており、引渡し時間を大幅に改善する効果を出している。 今回の試みはシドニー貨物ターミナル1でも同様の効果を得ることに自信があり、もし結果が良ければ、今後も恒常的に続けていく。 すべてのルースカーゴの引渡しはシュリンクラップで包装されたパレット単位で行なわれるが、我々は貨物の個数を数え、その情報を黄色い蛍光性の黄色いステッカーに書きパレットに添付する」と話した。 (Source:
Qantas Freight, 01/03/10 "Introduction of Shrink Wrapping at SFT1) |
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03月10日2010年 |
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1月のコンテナー取扱量は10.7%増 − シドニー ボタニー港 |
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シドニーのボタニー港の今年1月のコンテナー取扱量は、前年同月と比べて10.7%増えて15万9,000個(teu)となり、4ヶ月間連続で取り扱い記録を更新した。
シドニー港湾公社の統計によると、今年度が始まって7ヶ月間(7月2009年-1月2010年)に115万個(teu)のコンテナーを取り扱い、前年同期比で2.1%増えている。 1月の輸出フルコンテナーは4.8%増え、輸入フルコンテナーは7.8%増えて7万8,831個(teu)となった。 商品別で大きく伸びたのは、非金属鉱物が60%、テキスタイル・ファブリックの44.4%、紙製品の23.9%、化学品の16.4%である。 (Source:
Paul McLeay MP, Minister for Ports and Waterways, 05/03/10 "Growth
with continues at Port Botany") |
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03月10日2010年 |
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ポーツ・ノースがクイーンズランド州遠北部の9ヶ所の港を管轄 |
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クイーンズランド遠北港湾公社(FNQPC : Far North Queensland Ports Corporation)はビジネスネームを”Ports North”に変更した。
同公社のクリス・ボラードCEOは、「”Ports North”の名前は我々の組織を良く反映しており、クイーンズランド州の遠北部への広域的な広がりを表している。 今後管轄している港湾にこの名前を浸透させていく」と話した。 同公社は、クイーンズランド州北部のCairns港、Cape
Flattery港、Karumba港、Mourilyan港、Skardon River港、Quintell Beach港、Thursday
Island港、Burketown港、Cooktown港を運営している。.(Source: North Ports,
26/02/10 "New Name.....New Logo")
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03月03日2010年 |
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船舶に対する水先案内料金を値上げ − シドニー港湾公社 |
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シドニー港湾公社(Sydney Ports Corporation)は、2010年4月1日からの水先案内料の値上げを発表した。
同公社のグラント・ギルフィランCEOは、「シドニー港湾公社は、シドニー湾やボタニー湾を入港や出港する商船に対して世界レベルの水先案内サービスを行なっており、それらの港を利用する年間500億ドルの貿易を支えてきた。 昨年、シドニー港とボタニー港に訪れた船に4,500回の水先案内サービスを実施し、それには240回の旅客クルーズ船も含まれている。 そして、今回この水先案内サービスの質を維持するために料金を調整する必要が出てきた。 前回の値上げは2006年であった」話した。 料金の値上げは次の通りで、2010年4月1日から適用される。
* 現在の乗船料300ドルが150ドル上がって450ドルになり、4,000トン以下の船舶の最低料金350ドルと合わせて、新料金は800ドル(消費税別)となる。 これには水先案内サービス1回当たりの25ドルの燃油サーチャージは含まれいない。
* その他の水先案内サービスに関連する料金は、過去3年間の消費者物価指数(CPI)の7.5%を適用して引き上げる。
(Source: Sydney Ports Corporation, 02/03/10 "Sydney Pilot Service
- Changes to Pilotage Charges")
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03月03日2010年 |
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上期の利益が32%減少し、株価が急落−トール・ホールディングス |
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トール・ホールディングスが昨日、今年度上期(7月-12月2009年期)の予想を下回る業績を発表してから、同社の株式時価総額が10億豪ドル以上消滅した。
企業買収で知られる同社の上期の純利益は、前年同期と比べて32%減の1億700万ドルとなった。 これには昨年日本の貨物業者フットワーク・エクスプレス社を買収した3,700万ドルの費用も含まれている。 また同期の売り上げが、前年同期比6%減の33億ドルとなったのは、事業を展開している国々での世界的な金融危機の影響が原因としている。 今回の業績発表に伴い、同社の昨日の株価は18%($1.55)下落して$7.10となり、過去6ヶ月間で最低となった。
White Funds Management社のアンガス・グラスキー社長は、「多くのアナリストたちはトールの利益予想を過大評価している。 トールの経営陣は早い時期に、このような期待を説き伏すべきであった。 大きな驚きとしては、オーストラリアの事業の軟弱さ、貨物輸送ビジネスが回復してないことである。 貨物輸送ビジネスはトールの長期的な戦略計画の中心である。 同社は3年以内に世界の貨物業者上位10社の中に入りたいと望んでいた」と話した。 (Source:
The Age, 26/02/10 "Investors wipe $1b from Toll Holdings") |
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03月03日2010年 |
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BSE発生国からの牛肉の輸入を許可 − 連邦政府 |
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連邦政府は今週、3月1日から牛海綿状脳症(BSE : Bovine Spongiform Encephalopathy)の発生国からの牛肉の輸入を許可すると発表した。
連邦政府は人の健康へのリスクはほとんどないとし、これによりアメリカやカナダなどのBSE発生国は、オーストラリアへの牛肉の輸出が可能となる。 オーストラリアの輸入業者は、輸入する牛肉の履歴に関する質問に答えることが義務されている。
しかし、政治的な議論がなされているなか、オーストラリア人は家庭での献立のなかにこれらの輸入牛肉を買うのかどうか?が疑問視されている。 クイーンズランド州Mount
Isaにある精肉店のダンカン・カーニングハム氏は、「輸入を解禁する決定には失望している。 これは食肉業界やオーストラリアの消費者にとって悲劇的なことである。 それらの国々から輸入される牛肉がBSEに汚染されていないとの確証はない」と話した。 (Source:
ABC, 25/02/10 "Would you eat beef from BSE countries?")
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03月03日2010年 |
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港湾の空コンテナー置き場の混雑で輸送網に障害、費用増も懸念 |
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